弁護士法人「東京ミネルヴァ法律事務所」が、
6月24日に、破産手続きの開始を受けた。
私は法律事務所での勤務経験があるのだが、
驚いたのは負債総額が約51億円もあるということである。
倒産の原因は現時点では定かではないが、
弁護士、弁理士、会計士等の士業の世界にも
新たな波が吹き荒れているのかもしれない。
東京の一等地である港区に事務所を構え、
CM等でも積極的に広告活動を行っていた弁護士法人である。
正職員から派遣社員の方まで大勢の方が働いておられたのだろう
と推測できる。
昨今、士業の世界にもにもIT化の波が押し寄せている。
ソフトウエアが開発され導入されるに従って、
その都度対応できる技能が要求され、常に人材が流動化する業界である。
新たなIT人材が流入することにより、当該業界がよりデジタル化され、
法的サービス、財務サービスが安価に受けれることになれば、
生活が安定する人が増えるのでないかと思われる。