日本企業に対するコロナの悪影響。

新型コロナウイルスの影響でJFEHDは、

2022年3月期の中期経営計画の発表を延期する。

2020年3月期の連結最終赤字(国際会計基準)が1,977億円と

川崎製鉄と旧NKKとの統合後では最大の損失計上であるので

仕方がないだろう。

そして、出光興産の木藤俊一社長は、「製油所の統廃合が当初の

計画を前倒しする。また、再生可能エネルギーなど新規事業を育成し、

業態変化を急ぐ」との考えを示された。

ANAホールディングスは、2021年度入社向けの採用活動を中止

すると発表した。

日本航空(JAL)は、すでに21年度の新卒採用を一時中断している。

新型コロナウイルスの影響は東京株式市場で1部に上場している

企業にもその猛威を振るい始めているようだ。

何らかの経営計画の方向転換を強いられている。

ここ最近はコロナの新規感染者がじわじわと増加している。

先を見通せない、暗中模索の中で日本企業は手探りで必死で

解決策を講じようとしているのであるから、頭が下がる。

投資家として応援したいと思う。

日経新聞 2020年7月11日 朝刊参照)