住友商事。

 2020年8月7日に住友商事は、

2021年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が過去最大

の赤字である1500億円になる見込みだと発表した。

前期は1713億円の黒字であったので赤字幅は非常に大きい。

アフリカ・ニッケル鉱山での減損損失など

合計2500億円の一過性損失を計上する。

新型コロナウイルスの感染拡大で、自動車関連や鋼材など幅広い事業で

損益が悪化するのだ。

年間配当は前期比10円減の70円とする従来予想を据え置いた。

一過性損失2500億円の内訳は未確定だが、

世界最大級のニッケル鉱山開発プロジェクト「アンバトビー」は

マダガスカルの外出規制により3月末から操業停止が続き再開のめどが立っていない上、すでに4~6月期に550億円の減損損失を計上した。

 このほか、北米の鋼管事業、インドネシアでの自動車金融事業、欧米の青果事業で減損を見込み、不採算ビジネスの撤退など構造改革費用も計上する。

住友商事としては異例の悪決算である。

住友商事の株価も7日の東証終値は1,258円と20円も下落してしまった。

私はバリュー株投資家を自負しているので、

もっと株価が下落したなら購入したいと思う。

(日本経済新聞 2020年8月8日 参照)

 

 

(日本経済新聞 2020年8月8日 参照)