三菱製紙は不織布を生産する。

三菱製紙

高機能性マスク向けの不織布生産に参入する。

兵庫県高砂市高砂工場に5億円を投じて加工設備を設け、

2021年6月に生産を始める計画である。

国内で年2億枚分のマスクに相当する不織布をマスクメーカーに

供給するのだ。

 

コロナ感染の拡大時にマスクが不足した時、

中国からの輸入に頼ったこともあり

日本政府は補助金を用意し国産化を推進する。

 

三菱製紙には、

空気清浄機に使う抗ウイルス効果のあるフィルター生産

のノウハウを生かし、マスク向け不織布を開発するのだ。

国策に対応できる能力が十二分に備わっていると思われる。

 

2021年3月期の連結最終損益は10億円の赤字となる見通しである。

株価も長期低迷している。

高機能性マスクで株価が反転してくれることを願う。

日本経済新聞 2020年11月21日 朝刊 参照)