2020年11月23日、
米株式市場ではダウ工業株30種平均は反発した。
英製薬アストラゼネカが23日、
オックスフォード大学と共同開発する
最大で90%の有効性を確認したと発表し、
米製薬ファイザーが開発中のワクチンの接種も
12月11日にも始まる見通しになるなど、
ワクチン開発を巡る好材料が相次いでいる。
世界的な株価高騰は
経済活動の正常化が進むとの期待が広がったためであると
思われる。
ニューヨーク株式市場では、
クレジットカードのビザや金融のゴールドマン・サックス、
化学のダウ、映画・娯楽大手ウォルト・ディズニーなど
景気敏感株中心に幅広い銘柄に買いが入った。
運航停止中の主力機の欧州での再開見通しが強まった航空機の
ボーイングは大幅に上昇に転じた。
11月24日の東京株式市場も全面高で取引を開始した。
世界経済復活に期待したいと思う。
(日本経済新聞 2020年11月24日 朝刊 参照)