2021年2月24日、
三井物産は、
500億円を上限に自社株を取得すると発表した。
資源価格の上昇などを受けて、
稼いだキャッシュを株主に還元し、
資本効率を向上させるのだ。
2020年3~6月に500億円を
上限に実施して以来の自社株買いである。
同社は今期のキャッシュフローの見通しを
当初予想から引き上げており、
資金の使途が注目されていた。
三井物産は自己株式を除く発行済み株式の
1.8%にあたる3000万株を上限に買い付ける。
取得期間は2021年2月25日から4月27日までである。
自社株買いは株価を上げる効果がある。
だが、期待したほどの効果がなかった銘柄もある。
すぐに飛びつかずに様子を見たいと思う。
(日本経済新聞 2021年2月25日 朝刊 参照)