設立するファンドが
商社などと共同で、
横浜市立大付属病院の医師らが設立した
CROSS SYNC(クロスシンク)に出資する。
2021年度の財政投融資計画案では、
クロスシンクに出資する政投銀のファンドに
750億円(事業規模3000億円)が充てられている。
また、政投銀は社外取締役を1人派遣する。
政投銀が2019年10月という設立間もない
企業であるクロスシンクに出資するのは異例である。
入院患者の状態を医師や看護師が遠隔で把握できる
システムや人工知能(AI)を活用して重症化を予測し、
患者の容体変化の見落としを防ぐ機能等
を開発しているところを重視して
投資するのだろうと思われる。
横浜市立大付属病院で試験的な導入を検討している。
新型コロナを受け、
政府は医療や創薬分野の競争力強化に力を入れている
のが伺える。
(日本経済新聞 2021年3月8日 電子版 参照)