アメリカの投資会社である
アルケゴス・キャピタル・マネジメントが
破綻に向けて準備を始めているようだ。
取引のあった金融機関からの訴訟に備え、
破綻やリストラに詳しい助言者を雇ったという。
個人の資産運用を手掛けるアルケゴスと
大手金融機関はデリバティブ取引や与信を提供していた。
アルケゴスは
2021年3月下旬に投資先の一部銘柄が急落し、
運用が行き詰まった。
金融機関は保有していた担保の価値が急落して含み損を抱え、
相次いで巨額損失を計上した。
クレディ・スイス・グループは発表時で約5200億円
野村ホールディングス約3100億円
米銀大手のモルガン・スタンレーは約1000億円
の損失を公表した。
アルケゴスが
破綻すれば世界中の金融機関の損失が
膨らむかもしれない。
(日本経済新聞 参照)