2021年6月18日、
商船三井は
環境ビジョン2.1で、
90隻を投入する計画を明らかにした。
投資総額は7000億円程度となる見通しである。
商船三井は
2050年に温暖化ガスの実質排出量ゼロを目標に掲げており、
重油からの燃料転換を加速させる。
2020年代中にはCO2を排出しない
アンモニアや水素を燃料とした外航船の運航も開始する。
2035年までに次世代燃料船を110隻規模まで拡大し、
温暖化ガスの排出率を2019年比で45%削減したい考えである。
次世代燃料の利用には課題も残る。
アンモニアは毒性が強い上、
CO2の約300倍の温室効果があるとされる
亜酸化窒素(N2O)などが発生する可能性がある。
水素も保管にはマイナス260度という超低温にする必要がある。
商船三井株式は好調である。
今後も注目したいと思う。
(日本経済新聞 電子版 参照)