2021年5月
米アップルが中国貴州省で国有企業と建設を進めていた
データセンターである
iCloud貴安データセンターが正式に稼働した。
中国政府が国内のデータの海外への持ち出しを
法律で禁じたことへの対応の一環である。
米政府は
中国へのデータ流出に警戒を強めているが、
中国はアップルにとって重要な市場であり、
対応を迫られた形となった。
アップルは2017年7月、
10億ドル(約1100億円)を投じて
データセンターを建設すると発表していた。
アップルの中国向けのクラウドサービスについて、
利用者のメールや電話帳などのデータがここで保管される。
提携先である国有企業
雲上貴州大数据産業発展に運営を任せ、
アップルは技術サポートを提供する。
アップルがデータセンターを中国国内に
建設した背景にあるのは、
2017年に成立した
サイバーセキュリティー法の影響が大きい。
(朝日新聞 西山明宏記事 参照)