2021年7月12日、
経済産業省は、
太陽光発電の2030年時点のコストが
1キロワット時あたり8円台前半~11円台後半と、
原子力(11円台後半以上)より安くなるとの
試算を示した。
見直しは6年ぶりで、
逆転の推計は初である。
今夏にもまとめる新たなエネルギー基本計画などの
検討材料にする。
15種類の電源ごとに発電コストを2020年と
2030年に分けて分析した。
発電所を新設した場合の建設や運営にかかるモデル費用で、
送電網への接続費などは含んでいない。
拡大が期待される洋上風力は
2030年時点で26円台前半と分析した。
2020年時点の30円台前半より安くなるが、
なお他の電源より高い。
電力は21世紀の国力を支えるエネルギーである。
電力会社の経営が安定するように願いたい。
(日本経済新聞 電子版 参照)