中国電力島根原子力発電所2号機

2021年9月15日、

原子力規制委員会は定例会合で、

中国電力島根原子力発電所2号機

松江市、出力82万キロ・ワット)について、

再稼働の前提となる安全審査に合格したことを示す

審査書を決定した。

規制委は6月に審査書案を了承し、

意見公募手続を進めていた。

福島第一原発事故後に施行された

新規制基準の審査に合格したのは

10原発17基目である。

審査は地震想定の検討に時間を要し、7年半を超えた。

島根2号機は、

2020年2月の東北電力女川2号機以来、

約1年半ぶりの合格となった。

14~17年には毎年2~6基合格していたが、

18年以降は年0~1基にとどまる。

次に合格する原発が出るのも1~2年後とみられる。

合格後も地元合意や安全対策工事に時間がかかり、

合格した17基中、

再稼働したのは10基にとどまる。

温室効果ガスの大幅削減を目指す

日本政府が

いかなる政策をとるかを見守りたい。

(読売新聞 参照)

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