2022年2月14日、
日本銀行は
指し値オペの実施を2018年7月以来、
約3年半ぶりに実施した。
10年物国債を
0.25%の利回りで無制限に買い取ることで、
同水準以上に
長期金利が上がらないようにするのだ。
欧米では2%台まで上昇するなど
金利上昇が進んでいる。
インフレに伴い
金融政策の正常化を急ぐ米欧の中央銀行と対照的に、
金利を低く抑えることで金融緩和を堅持するのである。
国内外の長期金利差が広がれば、
為替市場で円安・ドル高が進みやすくなる。
円安は
輸入価格の上昇を通じて
日本の物価を押し上げるので、
企業や消費者の負担増につながる恐れがある。
東京株式市場は乱高下するかもしれない。
(日本経済新聞 参照)