2022年6月26日、
経済産業省は、
初めての需給逼迫注意報を発令した。
3月の東北地方での地震の影響などで
火力発電の供給力が落ちているところに、
季節外れの猛暑による需要増が
追い打ちをかけたからである。
需給逼迫注意報は
予備率が5%を下回る見通しになれば、
前日の午後4時ごろに発令する。
需給が厳しくなるのは2022年3月の
供給力が低下したことが背景にある。
電力小売りの全面自由化に伴う電力の
安売り競争や太陽光発電の普及を受け、
古い火力発電所の休止や廃止が進んでいた
事情もある。
今後、
東日本大震災後に供給が大幅に減っている
原子力発電の活用に向けた議論が
活発になると予想される。
(日本経済新聞 参照)