日産自動車など主要企業の採算が悪化している。
特に日産は4〜9月期の連結純利益は94%減った。
世界の新車販売の半分を占める米中で
市場環境の変化に追いつけず、
危機的な状況に陥っていると言えるだろう。
日産は
再建に向けて世界規模での生産能力や人員の大幅削減を決めた。
今後は一段と不透明感が増すだろう。
環境対策に後ろ向きな姿勢が続けばEVの普及がさらに遅れ、
メーカー各社はEVとガソリン車の商品構成を再考する
必要に迫られる可能性があるからだ。
海外勢でも独フォルクスワーゲンが工場閉鎖を検討するなど、
自動車販売の失速の影響は世界に広がっている。
悪化している時に
バリュー株投資家は割安株を購入するものだ。
日産の技術は自動車以外にも活用できると考えている。
(日本経済新聞 参照)