ITER

国際熱核融合実験炉であるITERの稼働時期が、

従来計画の2025年から2033年

先送りになったようだ。

計画の遅延や不具合のあった部材の修理に伴い、

費用もこれまでの想定より約8700億円ほど

増加する。

核融合発電原子核同士が融合する際の膨大な

エネルギーが生じる反応を使って発電する技術である。

燃料の重水素は海水に含まれることから資源リスクが少なく、

発電時にCO2を出さない。

原子力発電に比べて使用済み核燃料の

放射能レベルが低く暴走事故も起こりにくいため、

安全性が比較的高いとされる。

計画の遅れは想定の範囲内だろう。

これを機に世界中の企業が核融合発電に参加すれば

費用は下がり計画も早まるだろう。

日本経済新聞 参照)