株価純資産倍率であるPBR
を上げる政策を
発表してからまもなく1年である。
資産のスリム化や不採算事業の見直しに取り組むものの、
PBRは0.46倍と引き上げ策発表時を下回ってしまった。
家庭紙や段ボールの事業で値上げが遅れ、
稼ぐ力は海外勢と差をあけられたままである。
王子に限らす製紙業界の株価は低い。
スピード感をもった事業再編など、
経営改革は急務であろう。
ただ、
バリュー株投資家は底を模索しながら
投資のチャンスを伺っているかもしれない。
(日本経済新聞 参照)