2020年8月28日、液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)は、
主力の白山工場(石川県白山市)の土地と建物を412億円でシャープに
売却すると発表した。
工場の設備は米アップルとみられる企業に301億円で売却する。
譲渡額は合計で713億円である。
JDIは業績不振を招いた過剰設備を整理し経営再建を着々と進めている。
8月26日に開いた定時株主総会では、
のグループから最大604億円の追加出資を受け入れる会社提案を承認した。
指名委員会等設置会社への移行や、社外取締役を2人から5人に増やす議案なども可決された。
また、8月24日には、
米連邦捜査局(FBI)に認定登録された静電容量式ガラス指紋センサー2品種
の量産出荷を開始したと発表した。
FBIの認定登録を受けると、センサーで取得される指紋イメージが高品質で
あることが保証されるので、北米はもちろん世界中にJDIの指紋センサーは
輸出されると予想される。
ジャパンディスプレイの経営再建は確実に邁進していると思われる。
合計で6900株を保有している私にとっては
嬉しいニュースである。
(日本経済新聞 2020年8月28日 電子版 参照)