2020年11月13日、
東京株式市場で日経平均株価は反落した。
前日の米株式相場の下落を受け、このところ一方的に上昇していた
日本株に目先の利益の確定売りが出たためだろう。
急上昇したときは仕方がない。
11月12日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は続落し、
前日と比べて317ドル安い2万9080ドルで終えた。
新型コロナのワクチン開発期待による買いが一巡するなか、
足元の感染再拡大で経済活動が制限されるという懸念が広がり、
金融や空運など景気敏感株を中心に売りが出たのである。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も下落した。
日経平均は8営業日で2500円上昇し、
1991年6月以来約29年ぶりの高値圏にあった。
投資家が運用リスクを取りやすい環境は続いていると考えられる。
2016年の大統領選挙では共和党が勝利してから、
約1カ月間、日経平均株価は上げ下げを繰り返しながら上昇した。
今回の選挙でも上昇を期待したいところである。
(日本経済新聞 2020年11月13日 電子版 参照)