サプライチェーン(供給網)の効率化を手がける
米ソフトウエア大手ブルーヨンダーを
買収する方針を固めた。
投資額は7000億円を軸に調整しており、
同社にとって過去最大級のM&Aになる。
ブルーヨンダーは、
人工知能(AI)を活用し製品の需要や納期を予測する
ソフトを手掛ける企業である。
ソフトの継続利用や顧客企業の効率化の達成に応じ
対価を受け取る継続課金型のビジネスモデルで、
英ユニリーバや米ウォルマートなど世界約3300社の顧客を持つ。
パナソニックは、将来的に
センサーなどにソフトを組み合わせた事業改善案を企業に
提供しハード事業の幅を広げる計画である。
製造業が主体であったビジネスモデルの
変革が加速すると考えられる。
(日本経済新聞 2021年3月9日 電子版)