特別買収目的会社(SPAC)とは、
まず、読み方は「スパック」で、
未公開会社の買収を目的として設立される法人のことである。
特別買収目的会社(SPAC)は、
上場した時点では自らは事業を行なっていない
ペーパーカンパニーで上場後に、
株式市場から資金調達を行い未公開会社の買収を行う
のである。
特別買収目的会社(SPAC)の上場後に買収された未公開会社は、
従来の上場のプロセスを行わずに上場できるというメリット
がある。
日本政府は米国で広がった、
この特別買収目的会社「SPAC」の
解禁を検討する。
2021年6月に閣議決定する成長戦略に明記する。
未公開企業を短期間で上場する仕組みを整え新興企業を
育成するのだ。
伝統的な企業の事業再編で活用する狙いもある。
米国では投資家の保護が課題で、
上場時のチェックなどを強化する
方針を打ち出している。
日本も同じように投資家保護を堅持する必要がある
と思われる。
(日本経済新聞 参照)