世界的な低金利とドル安の上、金融緩和が長期化するなか、
ビットコインが連日で急上昇している。
潤沢なマネーがビットコインにも流れ込んでいるのである。
米東部時間2020年12月16日に初めて2万ドル台を付け、
17日には一時2万3700ドル台まで上昇した。
ビットコインの上昇は10月下旬から勢いづき、2カ月間で2倍強になった。
米保険大手のマスミューチュアルなど保険会社や年金基金が
資産の一部を配分しているほか、多くのヘッジファンドが
投資の拡大を検討している。
スマートフォンの取引アプリの利便性が増し、
個人投資家の参入も再び増えている。
資金の流動は利益確定から始まる。
日本株は安全資産とされているのであり、
幸いだ。
(日本経済新聞 2020年12月18日 電子版 参照)