2021年10月14日、
九州電力は、
運転開始から40年に近づいている
川内原子力発電所1、2号機で
特別点検を実施すると発表した。
国は原発の運転期間を原則40年としており、
延長には原子力規制委員会への申請が必要になる。
特別点検は申請時に必要となる、
中核設備の強度や劣化状況を確認する。
特別点検は
1号機が10月18日から、
2号機は2022年2月下旬から始める予定である。
運転開始から35年以降のデータを
半年ほどかけて分析し、
劣化状況を評価して報告書を作成するのである。
川内原発では1号機が24年7月に、
2号機は25年11月にそれぞれ運転開始から40年を迎える。
延長申請には他に、
熱交換器など重要機器の評価や施設の管理方針の策定が必要になる。
九電は併せて、
1号機で原子炉の停止を伴う定期検査も実施する。
10月17日に稼働を止め、
検査した上で12月下旬の発電再開を見込む。
2号機も22年2月下旬に同検査へ入る予定である。
エネルギー政策は国民の生活に直結し
注視したいと思う。
(日本経済新聞 参照)