塩野義製薬 (4507)。

 塩野義製薬  (4507)の株価が大幅に上昇している。

21日の日本経済新聞は、塩野義製薬 が11月にも臨床試験

に入る予定の新型コロナウイルスワクチンについて、2021年末

までの生産能力を従来計画の約3倍となる年3000万人分に引き上げると報じ、

材料視されたからである。

 日経新聞によれば、海外ワクチンの輸入依存のリスクを減らすため、

開発段階から大量生産の準備に踏み切るという。

早ければ21年1月にも医療現場での限定供給を始め、薬事承認を経て

21年秋までのワクチン発売を目指すそうだ。

新型コロナワクチン製造に着手する決め手は、2019年に完全子会社化

したUMNファーマの昆虫細胞による培養技術が大きいようだ。

私はこのUMNファーマの株式を保有していた。

塩野義製薬TOB時に株式を売却して、利益を得させてもらった。

やはり素晴らしい技術をもった企業だったのだなと改めて思う。

塩野義製薬の下で、人類救済のためのワクチンを開発してくれる

事を願っている。

(日本経済新聞 2020年7月21日 朝刊 参照)