塩野義製薬 (4507)の株価が大幅に上昇している。
に入る予定の新型コロナウイルスワクチンについて、2021年末
までの生産能力を従来計画の約3倍となる年3000万人分に引き上げると報じ、
材料視されたからである。
日経新聞によれば、海外ワクチンの輸入依存のリスクを減らすため、
開発段階から大量生産の準備に踏み切るという。
早ければ21年1月にも医療現場での限定供給を始め、薬事承認を経て
21年秋までのワクチン発売を目指すそうだ。
新型コロナワクチン製造に着手する決め手は、2019年に完全子会社化
したUMNファーマの昆虫細胞による培養技術が大きいようだ。
私はこのUMNファーマの株式を保有していた。
塩野義製薬のTOB時に株式を売却して、利益を得させてもらった。
やはり素晴らしい技術をもった企業だったのだなと改めて思う。
塩野義製薬の下で、人類救済のためのワクチンを開発してくれる
事を願っている。
(日本経済新聞 2020年7月21日 朝刊 参照)