2021年9月28日
塩野義製薬は、
鼻の中に噴霧する
新型コロナウイルスのワクチンについて、
2022年度から
臨床試験(治験)を始めると発表した。
ウイルスが侵入する
鼻や喉の粘膜に免疫をつけて感染を予防する。
注射技術を持つ人材がいなくても投与できるため、
医療環境が整っていない地域や新興国でも
使いやすい利点がある。
対象は軽症や無症状の感染者で、
ホテルなどの宿泊療養者も含む。
投与しやすい飲み薬のニーズは大きい
と考えられる。
9月月27日に始めた
最終段階の第2~3段階の治験では、
軽症者の症状回復までの時間や
無症状者の発症割合などを見て
有効性を評価する。
開発と並行して生産拠点の整備も進めており、
年内に国内で100万人分の
生産体制を確保する予定である。
(日本経済新聞 参照)