原油先物

ニューヨーク市場の原油先物

4日急伸し一時7年ぶりの高値をつけた。

石油輸出国機構OPEC)とロシアなど非加盟の

主要産油国でつくるOPECプラスが同日、

協調減産を毎月日量40万バレルずつ

縮小する従来方針を2021年11月も

維持すると確認したからである。

ニューヨーク市場の

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物

OPECプラスの決定を受け、

一時1バレル78ドル台と前週末比3%上昇し、

2014年11月以来の高値となった。

新型コロナウイルスの流行で

2020年に急減した原油需要は、

ワクチンの普及で持ち直し在庫の取り崩しが進んでいる。

感染力の強い変異ウイルスや新たな感染の波の恐れもあり、

需給の緩みで価格が下がることへの警戒を解かなかった。

次回の閣僚協議は11月4日に開く。

米国では原油高になると短期間で増産できる

シェールオイルが相場の上値を抑える役割を演じてきたが、

投資家が増産投資よりも目先の配当を重視するようになり、

今年の原油高の局面でも従来ほど生産が増加していない。

加えて、

8月のハリケーンで米国内の生産設備が被害を受け、

価格に上昇圧力もかかって

日本経済新聞 参照)

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