クレジットカード会社が紙の利用明細を有料化する動きが相次いる。
MUFGカードやDCカード、NICOS等ではすでに1通あたり99円(税込み)
の発行手数料が発生している。
ジャックスカードも有料化しており、1通88円(同)である。
イオンカードも請求書の郵送は1通110円(同)と有料化している。
JCB(同88円)や三井住友カード(同99円)等の大手カード会社も今後、有料化する予定である。
みずほ銀行は2021年1月から、紙の預金通帳を発行する場合に1千円(消費税別)
の手数料を取る。新たに口座を開く個人や企業が対象である。
紙の明細を廃止するカード会社はウェブ明細に対応している。
ウェブ明細のメリットは、不正利用に気がつきやすいところである。
だが、すべてのクレジットカードで有料化されるわけではない。
ゴールドカード以上の場合は、紙の利用明細でも無料のままにしているところがある。それぞれのカード会社で有料化の対象となるカードを掲示しているので確認することが望ましい。
企業にとってはウエブ明細やネットバンキングの利用が増えると経費削減につなげるためメリットがあると考えられる。
(日経新聞 2020年8月21日 電子版 参照)