私が最も尊敬する著名投資家ウォーレン・バフェット氏
が率いる米バークシャー・ハザウェイは日本時間の8月31日、
各発行済み株式の5%超を取得し、関東財務局に大量保有報告書を提出し
たことを明らかにした。
過去12カ月間にわたって購入したとしている。
バークシャー・ハザウェイが東京株式市場に上場する個別株を大量保有するのは
初めてとみられる。
同社の手元資金は1465億ドルと過去最高水準まで積み上がっており、
有効活用を求める株主の声は日増しに強まっていた。
日本株式のPER(株価収益率)などの投資指標で見ると、史上最高値圏の米国株に比べて圧倒的に割安である。
余剰資金の振り向け先として日本企業に照準を当て、
米国株に偏っていた運用の是正に一歩踏み出したと思われる。
バークシャーは声明で最大9.9%まで持ち分を高める可能性があると述べた。
投資先の取締役会の承認なしには、それ以上は買い増さないとも説明した。
私は、この5大商社の株式は保有していなかったが、
5大商社が出資している上場企業の株式は好んで保有している。
今後の東証株価の変動が楽しみである。
何度も読んでいる「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」
を再び読み返し、自分なりの投資先を探したいと思っている。
(日本経済新聞 2020年8月31日 参照)