2020年9月16日、
米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、
長期の低金利政策を確約する「フォワード・ガイダンス」を導入し、
少なくとも2023年末までゼロ金利政策を維持する方針を表明した。
物価上昇率は「当面は2%超を目指す」とし、2%に到達するまで利上げを見送る
とも宣言した。
新型コロナウイルス禍からの景気回復を急ぐためである。
フォワード・ガイダンスとは、
金融政策の方針を数値で示して長期の低金利政策を市場に確約する手法である。
2015年末にゼロ金利を解除した際の物価上昇率はわずか0.4%で、FRBは2%に到達する前に予防的に利上げするケースが多かった。
声明文に利上げの条件を明示すれば、低金利政策が長く続くと強く判断できるため、投資家や企業家は資金調達がしやすくなるメリットがある。
(2)物価上昇率が2%に達する
(3)一時的に物価上昇率が2%を緩やかに上回る経路に到達する
上記⑴、⑵、⑶が達成するまで維持する。
日本においても、
菅政権はマイナス金利政策を維持し、
地方銀行を大再編するようである。
(日本経済新聞 2020年9月17日 参照)