2020年10月22日、
三菱重工業が国産初の小型ジェット旅客機、旧MRJのスペースジェット
の開発費や人員を大幅に削減し、事業化を凍結する方向で最終調整に入った。
新型コロナウイルスの流行が直撃し、納入先の航空会社の需要回復が
当面見込めないと判断したようだ。
巨額の開発費を投じ、官民で約半世紀ぶりの国産旅客機を目指したが、
ノウハウ不足で6度納期を延期していた。
国の産業政策にも大きな打撃となるかもしれないが、
良いロスカットの判断であると思われる。
10月30日に三菱重工業は中期経営計画を発表する。
今後は航空需要の動向を見ながら、事業を再開するかどうかを
検討するとみられる。
三菱重工業の株価は歴史的な低価格で推移していた。
私の3316円で保有している200株は騰がる要因が見当たらなかったが、
今後は徐々にでも上昇していくことを願いたい。
(共同通信 2020年10月23日 電子版 参照)