2021年5月21日、
関西電力は、
運転開始から40年を超える老朽原発の
2021年6月23日に起動し再稼働させるようだ。
2011年の東京電力福島第一原発事故後国内初の40年超原発の
再稼働となる。
関電によると、
6月24日に核分裂反応が原子炉内で連続して起きる臨界に達し、
6月29日に発送電を始める予定である。
調整運転を1カ月ほど行い、
7月27日に本格運転に入る。
美浜3号機の稼働は
2011年5月に定期検査に入って以来約10年ぶりである。
ただ、
新規制基準で義務づけられた
テロ対策施設「特定重大事故等対処施設」が期限である
2021年10月25日までに
完成しない見通しで同日までに原子炉を冷温停止させる必要がある。
計画通りでも動かせるのは長くて約4カ月間と短期間になる。
美浜3号機では
今月20日から原子炉容器内に核燃料を入れる作業を始めている。
起動前には社員に加えて原子炉メーカーなどの協力も得て、
総点検や安全確認を行う予定という。
美浜原発3号機が再稼働しても4カ月であるため
関電株式の上昇は乏しく下落する可能性もある。
株価の推移を見守りたいと思う。
(朝日新聞 加茂謙吾記事 参照)