レオパレス21

賃貸住宅大手レオパレス21

経営再建の見通しが立たない。

2022年3月期の最終利益予想は

56億円の赤字(前期は236億円の赤字)と、

4期連続の最終赤字を見込む。

 米投資ファンド

フォートレス・インベストメント・グループ

の支援で再生を図るが難航している。

株価が低迷しているのは主力のサブリース事業

入居率が改善していないのが大きな要因である。

同事業は、

入居者からの収入が物件オーナーへ支払う賃料を下回れば

損失が広がる。

レオパレスは2023年3月には入居率が9割に回復すると見込む。

ただ、

修繕工事の進展は遅く入居率の大幅改善は容易ではない

と予想される。

 東京証券取引所は、

純資産から非支配株主持分などを除いた自己資本を基に

債務超過か否かを判断するが

レオパレス自己資本はマイナス84億円となるため、

東証基準では債務超過となる。

レオパレス

2023年3月末(東証のコロナ禍に伴う特例を適用した場合)までに

自己資本をプラスにできなければ上場廃止となる。

上場廃止期限まで、

まだ1年以上あるので株価の推移を見守りたいと思う。

 (読売新聞 電子版 参照

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