三菱電機は、
家電や情報通信システムなどを手がける
三菱グループの名門企業である。
なのに、
検査不正は2021年6月14日に社内で
確認されたものの、
会社が公表したのは株主総会の翌日である
6月30日だった。
検査不正は、
長崎製作所でつくられた
鉄道車両用空調装置などであった。
鉄道車両用空調装置は
1985年から2020年にかけて約8万4600台が、
ドアやブレーキに空気を供給する
鉄道車両用空気圧縮機は
ここ15年間で約1500台が納入されていた。
近年の三菱電機は不祥事だらけであった。
過労自殺などで社員が相次いで労災認定されたり、
海外経由の不正アクセスで情報が流出したりと
問題が頻発していた。
今後この名門企業がどのように復活するか
観ていきいと思う。
(週刊朝日・浅井秀樹記事 参照)