JFEHD (5411)の株式を合計、500株を保有している。
歴史的な安さである。
世界の粗鋼生産量が減り、その上、内需と外需も減少している
のであるから当然の価格かもしれない。
世界的な大恐慌と言っても過言ではない状態である。
JFEHD の柿木厚司社長は、
「コロナの影響は、少なくとも2年は続くと現段階で予想している。
仮に感染が収束しても一度落ち込んだ経済状況が元に戻るのは困難である」
とのマクロ経済環境の悪化を予想しておられる。
(日経新聞 コロナ危機産業断面図 2020年7月9日 朝刊参照)
しかし、逆張りを主に考える投資家はチャンスと捉えても良いのでは、
と思う。
なぜなら、JFEHD は鉄鋼、エンジニアリング、商社3つの事業を中心とした
巨大持ち株会社であり、生産体制を見直してこの苦境に対応できているからである。
倉敷と福山で1基ずつ高炉を一時休止し、そして、中期視野で2023年度には
京浜の高炉を1基休止する予定を掲げている。
その結果、補修費や労務費の削減ができ、
高効率設備稼働効果で1,000億円コスト削減できるのである。
JFEHDの粗鋼生産量は世界の中で10位圏内に入るのだ。
この大恐慌を乗り越えれる企業であると考えられる。