温暖化ガスの排出量の多い石炭火力発電所を
国内で減らすため規制を強化する。
石炭火力は全国に150基あるが
電力会社ごとに石炭火力の発電効率を43%にするよう
新たな基準を設ける。
現状は石炭だけでなくLNGや
石油も含めた火力発電の全体としての指標で、
44.3%である。
石炭火力は最新鋭の設備でも
発電量あたりの二酸化炭素の排出量が
LNGの2倍以上ある。
43%は石炭火力で最高水準にあたる。
40%以上は31基で、
43%以上は2基だったという。
2030年にかけて発電効率の実績が低い
石炭火力の廃止や更新が相次ぐと想定される。
石炭火力発電所を削減することは世界標準に適う
政策であると思われるが、
電力の安定供給は維持していただきたい。
(日本経済新聞 電子版)