2021年3月期の連結業績予想を開示し、営業損益が
350億円の赤字(前期は98億6300万円の黒字)になる予定である
と発表した。
営業赤字は記録が残る1982年3月期以来初めてである。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた自動車の減産に伴い、鋼材やアルミサスペンションなどの販売減が響く悪決算となった。
売上高は前期比で12・3%減の1兆6400億円を予想している。
経常損失は600億円(前期は80億7900万円)と過去最大の赤字となり、
純損失は350億円(前期は680億円)を見込む。
いずれも前期に続いて2年連続の赤字となる。
新型コロナの影響額は経常損益で計900億円の損失を計上する。
中間配当を見送り、期末配当予想は「未定」とした。
神戸製鋼の7日終値は362円と歴史的な低さである。
しかし、逆張り投資家にとっては千歳一隅のチャンスと捉えている。
過去に何度も当該銘柄に逆張り投資をして利益を得てきた。
現在も1000株を保有している。
鉄鋼関連株は景気敏感株の代表格であるので需要が回復すると、
いずれは騰がるだろう。
その時までじっと待つつもりである。
(神戸新聞 2020年8月6日 電子版 参照)