三菱地所は,三井不動産と同じように大規模農業に本格的に参入する。
施設型農業大手のサラ(岡山県笠岡市)と資本提携するのである。IT(情報技術)を使った安定供給のノウハウを取り込み、海外も視野に生産施設を広げる。
施設型農業は、コンピュータ制御で室内温度を管理し効率性を高めることにより成長すると予測されている。10年後には約300億円の売上高を目指す計画である。
サラは太陽光を使った農業施設でトマトやレタス、パプリカを作っており信頼のおける技術がある。栽培面積は約11ヘクタールと施設型農業では国内最大規模である。
また、三菱地所はバイオマス発電プラントも設置し、施設運営に必要なエネルギーを供給する巨額投資も行う。
将来的には、栽培、販売を東南アジアにも広げ、
2030年頃には施設面積を50ヘクタールまで広げる計画を打ち出している。
国策としての農業ビジネスを大規模に展開するので必ず成功するだろう。
過去にも何度も、三菱地所の株式を購入して利益を得てきたが、
また、購入したいと思う。
(日本経済新聞 2020年8月11日 朝刊 参照)