2020年7月の
中古一戸建て住宅の平均希望売り出し価格は、
東京カンテイ(東京・品川)がまとめた資料によると、
首都圏で前月比6.4%下がり3055万円となった。
下落は3カ月ぶりで、2018年以降で最も安くなってしまった。
コロナの影響は中古住宅市場をも蝕んでいる。
一方、発展している分野もある。
VR、オンライン技術である。
VR、オンラインの活用は高額なマンション販売でも進んでいる。
2020年5月下旬に、VR技術を活用した新築分譲マンションの
オンライン接客を全国の物件に広げている。
夫婦共働きの家庭が増えたこともあり、対面よりもオンライン接客
を希望する顧客が増えたためである。
今では、オンライン接客が全体の5%を占めているそうだ。
顧客の来場負担の軽減や、接客時間の短縮など効率化につながって
いる。
今後も、どんどんIT化は進んでいくであろうと予想される。
(日本経済新聞 2020年8月15日 朝刊 参照)