米国で住宅価格の高騰している。
新型コロナウイルスの感染拡大が始まる前に比べ
価格は13%上昇し、過去3年間での上げ幅は25%にも達するのだ。
また、
2020年12月の中古住宅販売件数は、
季節調整済みの年率換算で前月比0.7%増の676万戸で
前年同月比では22.2%増えた。
販売価格(中央値)は30万9800ドル(約3210万円)
で前年同月比12.9%値上がりした。
2006年以来14年ぶりの高水準で、
新型コロナウイルスの蔓延による景気後退と高失業率
にもかかわらず住宅市場が極めて好調だったことを示した。
富裕層向けの住宅が市場をけん引する一方で、
低所得層は住宅を維持するのが困難になっており、
住宅ローンが債務不履行を起こす危険も考えられる。
(日本経済新聞 2021年1月26日 電子版 参照)