中国とイランは
経済や安全保障を巡る25年間の協定を結んだ。
貿易や人権、核合意などを巡り米国と対立する
両国の思惑が一致した。
米国や欧州はイランとの経済協力から手を引いたが
中国が支援に乗り出した形だ。
中国がイランを取り込むのは
エネルギー資源の確保や安全保障面でも
重要な意味を持つ。
協定は軍事面にも及ぶ可能性がある。
中国とイラン、ロシアの3カ国
は2019年12月合同軍事演習を実施したこともあり
協定は軍事面にも及ぶことが予想される。
イランの核開発の行方や
今後の中東情勢に大きく関係するだろう。
(日本経済新聞 2021年3月28日 朝刊 参照)