3月の米雇用統計など主要経済指標が
市場予想以上に回復し、
米長期金利も落ち着いた動きを好感し
投資家のリスク選好姿勢が強まった。
2日発表の雇用統計で非農業部門雇用者数が
急回復したのに続き、
米サプライマネジメント協会(ISM)が
4月5日発表した3月の非製造業景況感指数は
過去最高を記録した。
従って、
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。
過去最高値を1週間ぶりに更新したのである。
特に、
消費関連など景気敏感株が買われ
勢いはハイテク株にも買いが広がった。
だからと言って、
株式市場を楽観視して良いのかは
甚だ疑問である。
バイデン政権は金融業界に大規模の規制
をかけようとしている。
米株式市場はリーマン・ショック後の2009年から
上昇し続けているがそろそろ大暴落が起きるのではないかと
個人的には危惧している。
(日本経済新聞 2021年4月6日 参照)