トリチウムが含まれる処理水。

日本政府は

東京電力福島第1原子力発電所の敷地内にたまる

処理水に関して海洋放出する形で処分する方針を固めた。

4月13日にも関係閣僚会議を開いて正式に決定する。

 

福島第1原発では

2011年の東日本大震災に伴う津波の事故を受け、

高濃度の放射性物質に汚染された水が発生している。

東電が専用装置で主要な放射性物質を取り除いたうえで

敷地内のタンクにためているが現状である。

処理水には

専用装置で除去できない放射性物質

トリチウム三重水素)が含まれる。

トリチウムは国内外の原発でも発生し、

基準値以下に薄めて海に放出されている。

国際原子力機関IAEA)のグロッシ事務局長は2020年2月、

処理水の海洋放出について

科学的な分析に基づくもので、環境に影響を与えない

と指摘した。

デブリの保管場所の確保のためにも処理水のタンクの

撤去は必要で

政府は放出を判断したと思われる。

日本経済新聞 2021年4月10日 電子版 参照)

 

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