2021年4月13日、
日本政府は、
東京電力福島第1原子力発電所の敷地内にたまる処理水を
海洋放出の形で処分すると決めた。
同日朝に首相官邸で開いた
廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚会議で
決定した。
2年後をめどに実施する。
トリチウムを含む水の海洋放出は
国内外の原発でも実施している。
基本方針によると、
放出前に処理水を海水で100倍以上に希釈し、
国の基準値の40分の1程度、
7分の1程度にトリチウムの濃度を薄める。
1年間に放出するトリチウムの量が事故前の
福島第1原発で設定していた目安を下回るようにする。
海洋放出について「科学的に妥当で環境影響はない」
との見解を示している。
(日本経済新聞 2021年4月14日 参照)