2021年8月23日、
伊藤忠商事は、
都市ごみから水素や再生燃料を製造する
米スタートアップに出資したと発表した。
ラヴェンSR(ワイオミング州)は
製造時の二酸化炭素(CO2)の排出を最低限に抑えつつ、
廃棄されるごみから水素などを取り出す技術をもつ。
米国で商用規模のプラントを建設し、
2022年後半にも稼働させる。
伊藤忠は米国を中心に供給網づくりや販売を支援する。
再生燃料は
廃棄された食用油などを使うことが多く、
原料である油の争奪戦が激化している。
伊藤忠はラヴェン社への出資を通じて原料調達の多様化を狙う。
国土が広い米国では多くのごみが埋め立て処理されるため、
ごみを確保しやすい利点がある。
まずは補助金など環境対策の制度が充実した米国で販売を始め、
日本など他の地域での展開も視野に入れる。
都市ごみからエネルギーを取り出すのであるから
まさに、夢のような話である。
(日本経済新聞 参照)