自動車大手では、
金融部門が自動車部門の利益を上回り稼ぎ頭になった。
2020年9月末で43兆円強と10年前に比べ倍増しているのである。
3社は米国で自動車リースを販売戦略の柱に位置付け
販売金融事業を拡大し、金融会社化への移行を推進したのである。
しかし、新型コロナウイルス拡大により
景気が下振れすれば貸倒引当金や中古車の残価損が膨らむ
恐れもある。
アメリカでは、自動車ローンのデフォルトが懸念されている。
コロナ禍でのデフォルトは世界の金融市場に多大な影響を及ぼすことが
予想されるため何としても避けたいところである。
(日本経済新聞 2020年11月22日 朝刊 参照)