2021年3月15日
ドイツのフォルクスワーゲンは、
2030年までに
電気自動車(EV)用の6カ所の電池工場を、
ヨーロッパに建設すると発表した。
スウェーデンの電池メーカーであるノースボルトとの合弁で
年間240ギガワット時を生産する。
ドイツにあるノースボルトとの合弁工場を拡張し、
生産能力を倍増するのである。
2026年に
スペイン、フランス、ポルトガルに1カ所、
2027年に東欧に1カ所、
巨大な電池工場を稼働させ、
2030年までにさらに2カ所追加する。
必要な電池の大半を自社生産で賄う考えである。
2019年に電池の一部を自社生産する計画を公表した。
現在ドイツとスウェーデンで合計約40ギガワット時の
生産能力を持つ設備を立ち上げ中である。
また、
2030年に世界の新車販売の6割をEVにする方針で、
電池需要も従来見通しから大幅に高まるとみて
自社の生産能力を一気に6倍に増やす計画もある。
(日本経済新聞 2021年3月16日 電子版 参照)