ランサムウエア

ランサムウエアを使ってデータを盗み

金銭を要求する集団が活発化してきている。

米最大規模の石油パイプラインが

サイバー攻撃によって停止した事件で、

ダークサイドと呼ばれるハッカー集団が

犯行声明を出したのは記憶に新しい。

ダークサイドは

金銭を要求する犯罪集団でありながら、

被害者との交渉を円滑にするため、

電話窓口などのヘルプデスクを備えるなど

企業のような振る舞いをすることで知られる

ハッカー集団である。

サイバー攻撃がある種の産業となりつつある現実を

社会は突きつけられている。

ダークサイド

ランサムウエアの販売先に対し大企業のみを攻撃対象とし、

病院や学校、非営利団体などへの攻撃を禁止するルールを

課しているとされる。

 被害者から受け取った身代金の一部を

慈善事業に寄付していると主張し

倫理的な団体であるかのように装うことで、

自らの行為を正当化する狙いとみられる。

しかし

ランサムウエアの最新版DarkSide 2.0を開発したとされており

手口は益々巧妙化していくと思われる。

また、サイバー攻撃を専門に扱う集団の数

は増えると予想されるので企業にとって株価に影響を

あたえるような予想外の

大損失を負わされる危険があるかもしれない。

日本経済新聞 電子版 参照)

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