日産と連合を組むルノーも2021年3月に
ダイムラー株を売却していた。
日産は保有株の内、
総額で10億ユーロ(約1300億円)超のキャッシュが日産に入る。
2010年に資本・業務提携を結びルノーと日産が
それぞれダイムラーの発行済み株式の約1.5%を取得していた。
そして、
相互に保有している状態であった。
しかし、
車台の共通化やエンジンの相互供給など幅広い協業を想定していたが、
ここ数年は小型車やピックアップトラックでの
協力を終了するなど縮小傾向にあった。
得た資金で財務を改善する狙いとみられ、
ダイムラーとの提携関係は維持するとしている。
今後は
ダイムラーが保有する両社の株式を売却するかが焦点となるだろう。
(日本経済新聞 2021年5月5日 参照)