中国の
新力控股(シニック・ホールディングス)は
10月18日に期限を
迎えた2億4600万ドル(約280億円)の
ドル建て社債を償還できず、
債務不履行(デフォルト)になった。
中国恒大集団も
デフォルトに陥る懸念がくすぶっている。
中国の不動産会社をめぐっては、
花様年控股集団(ファンタジア・ホールディングス・グループ)や
中国地産集団(チャイナ・プロパティーズ・グループ)なども
社債のデフォルトを起こした。
恒大は9月以降3回、
ドル建て債の利払いを見送った。
30日間の猶予期間が終わる10月23日ごろに
デフォルトが確定する可能性が出ている。
ロイター通信は19日、
恒大が計画していた傘下の不動産管理会社、
恒大物業集団の株式売却が保留になった
と報じた。
広東省政府の承認が得られていないという。
恒大が保有する
香港のオフィスビル売却の協議も白紙になったと報じられ、
資金繰りは厳しさを増している。
中国恒大集団のデフォルトが
現実味を帯びてきた。
株式市場を注視しておこうと思う。
(日本経済新聞 参照)