円安の背景にはドル高の流れがある。
2022年9月現在
1980年代以来の一時1ドル=140円台まで
進んでいる。
高インフレに直面した米国で
金融引き締めが加速し、
マネーが米国に集まっているためである。
幅広い通貨に対するドルの実力はドル高是正に向けた
1985年のプラザ合意前に迫る勢いである。
ドル高は米金利高とあいまって
新興国の対外債務の返済負担を高め、
債務危機を誘発してきた。
日本も
マイナス金利政策が終了すると
住宅ローン等の支払い債務が膨らみ、
不履行を起こす債務者が続出すると思われる。
(日本経済新聞 参照)